top of page
logotitle191110.png
  • 戸塚西口さとう内科

栄養士コラム VOL.41 『加工食品の塩分について(粕漬け編)』

食事療法で医師から減塩をすすめられたり、また、その予防のために減塩を意識する方にとって、身近な食品にどのぐらいの塩分が入っているのかを知っておくことは、とても大事です。

今回はサケとギンダラの粕漬けに含まれる塩分量についてです。生魚の塩分量と比較もしてみましょう。



※サンマやサバのみりん干しは、80gで塩分量3gで程度になります。1回の量は少なめにしましょう

高血圧等で塩分を控えましょうと言われた場合、1日あたりの食塩摂取量の目標量は6gとなります

これを3食均等に摂るとすると、1食あたりの食塩量は2g程度になります。

例えば、サケの粕漬け80gを食べると、1食の目標量をオーバーしてしまうことになります。

また、ギンダラの粕漬け80gでは塩分量は1.3gですが、これにお味噌汁(塩分量約1.5g)を一緒に食べると塩分量は2.8gとなり、同じく1食あたりの塩分目標量2gをオーバーしてしまいます。

ギンダラは西京漬けにすることも多いですが、西京漬けの塩分も1g程度になります。

サケもギンダラも生魚に下味をつけないで調理することで塩分摂取を控えていくことができます。

また、粕漬けや西京漬けを食べる場合は量を少なくしたり、その他のおかずは極力薄味にすることで1食の塩分目標量の2g以内に近づけることができます。特にきっちりと減塩を実行したい場合は、お味噌汁やお吸い物を控えることも大切です。ご自身の目標に合わせて工夫してみましょう。

粕漬けや西京漬けを食べる時は、その他のおかずは薄味にしましょう

最新記事

すべて表示

栄養士コラム VOL.58『お正月太り、大丈夫でしたか?』

1年で一番ご馳走を食べる機会の多い、華やかな季節です。 しかし、この時期をきっかけに、体重が増えて戻らなくなることもあります。一時的な食べ過ぎは、日常生活に戻れば体重に大きな影響はないでしょう。 しかし、多めに食べることが習慣となってしまうと、体重に影響が出やすくなります。早めに食生活を立て直すポイントをまとめました。 お心当たりがある場合は参考にして頂けたらと思います。 栄養バランスを見直す 栄

栄養士コラム VOL.57『年末年始の過ごし方のコツ』

心地よい冬晴れも続くようになりました。 この時期はごちそうを食べる機会も増えて華やかな季節です。 しかし、その一方で、体重や血糖コントロールを難しく感じることもあるかもしれません。そんな年末年始でも過ごし方を少し工夫することで、体の軽やかさを保つことができますので、いくつかご紹介します。 おもちの数を気にしてみましょう 四角い切り餅(50g市販の個包装)なら2つでご飯茶碗1杯(150g)とほぼ同量

栄養士コラム VOL.56『めん ひと工夫して食べてますか?』

紅葉が鮮やかな季節となりました。 秋が深まり気温が少しずつ下がってくると、ラーメンやうどんなど温かい汁物が美味しく感じられます。 めん類は、種類も豊富で多くの方に好まれる食べ物です。 しかしその一方で、次のような特徴もあります。 ・塩分が多い(特に汁)、 ・炭水化物や脂質が多くなりやすい ・たんぱく質や野菜が少なりやすい この特徴から、めん類は食事バランスが乱れやすいとも言えます。 バランスが乱れ

bottom of page