top of page
logotitle191110.png
  • 戸塚西口さとう内科

栄養士コラム VOL.22 『めん類の食べ方』



今回はめん類の食べ方について考えてみましょう。

下記のような食べ方をしている人はいませんか?


ラーメンとチャーハン、うどんとおにぎりの組み合わせで食べる → ×

食後すぐに血糖値を上げるのは炭水化物です。めん類とごはんは主に炭水化物を含む食品ですので、食後の高血糖につながると考えられます。たんぱく質の供給源となる魚、肉、卵、大豆製品、そして、ビタミン・ミネラルの供給源となる野菜、きのこ、海藻類と組み合わせて食べることをお勧めします。めん類を食べるときは野菜摂取が不足することが多いため注意しましょう。

スープはすべて飲む → ×

ラーメンのスープは1杯あたり8g程度の塩分が含まれています。糖尿病や高血圧の患者さんは塩分摂取量を1日6g未満にすることが目標なので、ラーメンの塩分と比較するとかなり塩分が多いことがわかります。うどんやそばも同様に、スープは必ず残すようにしましょう。

クリーム系のパスタを選ぶ → ×

パスタは具やソースによってエネルギーはまちまちで、和風のパスタは比較的低エネルギーです。エネルギーの高いカルボナーラやクリーム系のソースは控えてください。また、「オリーブオイルは積極的に摂ったほうが良い」と思われている方も多いですが、エネルギーはサラダ油と一緒なので、使う量には注意が必要です。

めん類は噛まずに飲み込むように食べている → ×

つるつるとのどごしが良いので、早食いしてしまい、つい食べ過ぎてしまいがちです。めん類を食べるときも、良く噛んでゆっくり食べることを心がけましょう。



ちなみに・・・

めん類の1食あたりの摂取目安量 (指示エネルギー:1800kcalの場合)


計量して食べましょう!



最新記事

すべて表示

栄養士コラム VOL.58『お正月太り、大丈夫でしたか?』

1年で一番ご馳走を食べる機会の多い、華やかな季節です。 しかし、この時期をきっかけに、体重が増えて戻らなくなることもあります。一時的な食べ過ぎは、日常生活に戻れば体重に大きな影響はないでしょう。 しかし、多めに食べることが習慣となってしまうと、体重に影響が出やすくなります。早めに食生活を立て直すポイントをまとめました。 お心当たりがある場合は参考にして頂けたらと思います。 栄養バランスを見直す 栄

栄養士コラム VOL.57『年末年始の過ごし方のコツ』

心地よい冬晴れも続くようになりました。 この時期はごちそうを食べる機会も増えて華やかな季節です。 しかし、その一方で、体重や血糖コントロールを難しく感じることもあるかもしれません。そんな年末年始でも過ごし方を少し工夫することで、体の軽やかさを保つことができますので、いくつかご紹介します。 おもちの数を気にしてみましょう 四角い切り餅(50g市販の個包装)なら2つでご飯茶碗1杯(150g)とほぼ同量

栄養士コラム VOL.56『めん ひと工夫して食べてますか?』

紅葉が鮮やかな季節となりました。 秋が深まり気温が少しずつ下がってくると、ラーメンやうどんなど温かい汁物が美味しく感じられます。 めん類は、種類も豊富で多くの方に好まれる食べ物です。 しかしその一方で、次のような特徴もあります。 ・塩分が多い(特に汁)、 ・炭水化物や脂質が多くなりやすい ・たんぱく質や野菜が少なりやすい この特徴から、めん類は食事バランスが乱れやすいとも言えます。 バランスが乱れ

bottom of page