戸塚西口さとう内科 糖尿病 腎炎 腎不全 甲状腺

糖尿病看護師指導(フットケア)

     
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①なぜ必要?

糖尿病で、血糖値が高い状態(高血糖)が続くと、動脈硬化などにより血管が狭くなり、血液の流れが悪くなる循環障害や、細菌や真菌(水虫)などにより感染に対する抵抗力が低下します。

また、しびれや痛み、感覚が鈍くなるなどの知覚障害が、出たりします。

 高血糖は、体の抵抗力を弱くするので、傷口が化膿しやすく、傷の治りも遅くなります。

足は、手などに比べて目にふれる機会が少ないことから、糖尿病の患者さんには、特に足のケアが必要なのです。

 
 

②神経障害があると・・・

・痛みを感じにくい

    ⇓

・ケガやヤケドに気づきにくい

    ⇓

・化膿してしまった・・・

    ⇓

・放置していると・・・

    ⇓

・組織の細胞が死んでしまう(壊疽)

    ⇓

ひどくなると 切断することもあります

 

 
 

③足のお手入れ

(1)毎日、足のチェックをしましょう。

  □  キズ・ヤケド
  □  爪の伸びすぎ
  □  皮膚や爪の変形・変色
  □  タコ・ウオノメ・水虫
  □  潰瘍・炎症
☆足の裏やゆびの間など見にくいところは、鏡を使って忘れずに見て下さいね!

 

(2)毎日、足をキレイに洗って、清潔にしましょう。

    ❶湯に入る前は、必ず手で湯加減を確かめる。知覚障害があると、熱い湯に気づかずヤケドをする

        危険があります。
    ❷素材の柔らかいタオルやスポンジで、足の裏やゆびの間も、ていねいに優しく洗って下さい。
    ❸入浴後は、水分をしっかり拭き、皮膚が乾燥している時は、保湿クリームを塗って下さい。

 

 
 

④爪のお手入れ

伸びた爪は、ケガの原因になります。こまめに切りましょう。
(1) 切り方のポイント
   ・明るい場所で切りましょう。
   ・深く切りすぎたり、誤ってキズをつくらないよう、なるべく、やすりでけずります。
   ・爪の形は、ストレートカット(直線)になるようにして下さい。

(2)切るタイミング
   ・入浴後は、硬い爪も柔らかくなり、切りやすくなります。入浴後が爪切りのタイミングです。

         切りにくい場合は、無理に自分で切らず、相談して下さい。

 

 
 

⑤靴下・靴の選び方

(1)靴下
ケガをしないように、素足を避け、靴下を履きましょう。
・通気性のよい綿かウールのものを選びましょう。
・出血に気づきやすく、キズの状態が目につきやすい白色のものを履きましょう。
・毎日履き替えて、清潔を保ちましょう。

(2) 靴
足にフィットする靴を履いていないと、擦れたり、ウオノメ・タコが出来やすいのです。
   ・靴のサイズは、一日のうちで最も浮腫んでいる夕方に選びましょう。
   ・ハイヒールやミュールなど一カ所に体重がかかるものは避けましょう。
   ・つま先の高さにゆとりがあり、靴底にクッションのある、ウォーキングタイプのものがお勧めです。 

 
 

⑥ヤケドに注意

こたつや、電気カーペットなどでは、低温ヤケドに気をつけましょう。また、海水浴で、砂浜を素足で歩くことや激しい日焼けをするのも危険です。

 
 

⑦禁煙も大切

タバコに含まれているニコチンは、血管を収縮させたり傷めたりして血液の流れを悪くします。
つまり、タバコを吸うことで、血流障害は、より悪化してしまいます。
一定の要件を満たせば、健康保険で当院でも禁煙治療が受けられます。

一人で頑張らず、相談して下さいね。
 

 
 

⑧足にトラブルが起きたら・・・

足にケガをしたり、異常に気づいたら、すぐに消毒などの応急処置をして下さい。

処置に困ったり、キズの具合がよくならない時は、早めに受診して下さい。
一番いけない事は、痛くないからと放置することです。