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栄養士コラム VOL.36 『お酒は太らない?「エンプティーカロリー」の落とし穴』

梅雨の時期になりだんだんとお酒が美味しい季節になってきました。vol36 figure01

今回は、よく聞かれる「お酒って太らないんでしょ?」ということについてお答えしようと思います。

 

①お酒は太らない?エンプティ―カロリーとは?

お酒を飲むときにみなさん気になるのはカロリーだと思います。
ビールの中ジョッキではおよそ200kcal。ご飯にするとお茶碗軽く1杯くらいのカロリーです。
ところが、アルコールのカロリーは体内に蓄積されない「エンプティカロリー」だから気にしなくて良いというお話を耳にします。しかしこれには大きな落とし穴があります。
実は「アルコールを摂取した場合。アルコールのカロリーから優先的に消費して、アルコール以外(食べ物やお酒に含まれるアルコール以外の成分)は後回しにされる」というだけであって、消費されずに体外に出ていくわけではないのです。
また、アルコールは1gあたり7kcalと高カロリーです。つまりアルコールのカロリーは蓄積こそされないとしてもそれを消費している間、他の栄養素(炭水化物、たんぱく質、脂質)のカロリーは使われないわけですから結果的に余ったカロリーは蓄積されてしまいます。

 

②アルコールだけ飲んでおつまみを食べなければ良い…?

では、アルコールだけ飲んでおつまみを食べなければ良いのでしょうか?これはこれで問題が生じてきます。アルコールは肝臓で分解されますが、その過程で中性脂肪の合成が促進されてしまいます。
また、空腹での飲酒は低血糖を引き起こす要因にもなります。

 

③ではエンプティ―カロリーの本当の意味とは?

エンプティ―カロリーとは「栄養素をほとんど含まないカロリー」のことを言います。 栄養素としての機能はないけれど、カロリーはあるので多量に摂取することにより健康に害を及ぼすことが考えられます。
適量に摂取し、栄養のバランスを整えていくことが大切となってくるわけです。