戸塚西口さとう内科 糖尿病 腎炎 腎不全 甲状腺

栄養士コラム VOL.11 『水分補給① ~こまめに水分補給をしよう~ 』



いよいよこれから本格的に夏が始まりますね。
夏に備えて水分補給について正しい知識を身につけましょう。

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そもそも脱水とは体内の水分量が減少した状態のことを言います。私たちの身体は約60%が水分によって構成されていますが、2%を超える水分が失われたときに脱水症が出現します。特に、高齢者の体内水分量がは50-55%と元々の量が少ないため、より注意が必要です。


表のように、失う水分量が多いほど脱水症は命に係わる症状が出現します。のどが渇くのは体内の水分が足りないというサインですが、夏の猛暑ではのどの渇きを感じてから水分補給をしても間に合わないことが多いので、のどが渇いた…と思う前に少しずつ何度も飲むようにしましょう。運動をする場合は運動をする前にも十分に水分補給をしておくことが大切です。

 

表. 水分損失率と脱水諸症状(一部)

水分損失率 症状
1% 大量の発汗、のどの渇き
2% 強い渇き、めまい、吐き気、ぼんやりする、重苦しい、食欲減退、尿量減少
3% 3%を超えると汗が出にくくなる
4% 全身脱力感、動きの鈍り、感情鈍麻、精神不安定
6% 手先のふるえ、頭痛、ふらつき、混迷
8% 幻覚、呼吸困難、めまい、言語不明瞭、疲労増加、精神錯乱、
10~12% 筋けいれん、失神、腎機能不全
15~17% 皮膚がしなびる、嚥下不能、目がくぼむ、目の前が暗くなる、聴力損失
18% 皮膚のひび割れ、尿生成の停止
20%以上 生命の危険、死亡

水分損失が3%を超えると汗が出にくくなるのは、
これ以上水分が失われないようにと体の防御システムが働くためです